![]()
表題こそアレですが、今回は田舎ユーザーの思い出話とそれに伴う驚きばなしと思ってお付き合いください。
強いて言えば以下の記事の続編というところでしょうか(詳細は以下のリンクで)
趣味の原点を振り返る・「テツドウモケイがデパートで買えた頃」
こんなところでテツドウモケイが売られていたはなし(笑)
わたしがこの趣味を始めた頃はNゲージはまだ揺籃期の続きという時期。
それに加えて鉄道模型という趣味自体の認知度の低さもあって「鉄道模型は模型屋さんで買うもの。それもRCとかモデルガンとかも売っている地元の老舗模型店で売っているもの」という常識がまかり通っていた時代でした。![]()
地方の場合、そんな老舗は大概、街の中心部に隣接した裏路地なんかにあるのが普通でして文字通り「鉄道模型を見にゆく、買いにゆく為だけに行くところ」という感覚でもありました。
それゆえに店自体が今でいう「聖地」に近いステイタスがあり、どうかすると一見さんには敷居が高い様な感じもあったものです。
(少なくともヤマト・ガンプラブーム以前のこの種の模型店ではアニメ系・特撮系プラモの比率はRCや鉄道模型より低かったので相対的に子供には足が向きにくかった気がします。あの頃、アニメ系のプラモはデパートで買う物というステイタスはあった気がします)
殊に16番やHOがメインの時代なんかは「小学生や中学生が最初に入るのは一瞬躊躇する様な雰囲気」が濃厚でした。
「鉄道模型は大人の趣味、紳士の趣味」という呪文はあの当時専門誌はじめ一部入門書でも目にしていた文句ですが、その雰囲気を最も強く感じていたのは当の大人たちよりも当時小中学生だった世代だったのではないかという気がします。
まあ、実際に何度か出入りして、車両の一つも買う様になればそうしたコンプレックスも順次解消する(「毒を食らわば皿まで」の開き直りがしやすくなるとも言えるw)物です。
そんな時代の残渣に触れてきたわたしの場合、この趣味の途中で20年程度の中断期間を挟んだのですが、21世紀の初めに趣味を再開した時に驚いた事のひとつは「模型を買うときの周囲のロケーションの変化」でした。
その頃になると現住地はもとより、故郷にも「鉄道模型の専門店」みたいなのが登場し、あの頃以上に購買層が広がっているのを実感させられましたが、同時に驚かされたのはそれらの聖地が「商店街や繁華街から滅茶苦茶離れた場所にある事が多かった」事です。
鉄道模型の店なのに駅から3キロ5キロ離れているのが当たり前、間違いなく「車を持っていないと常連になれない」という点で子供の頃とは別の敷居の高さを感じたのは確かです。
(まあ、そうした店が成立できるくらいに「鉄道模型ファンのマイカー普及率が高まっている」という事でもあるのですが)![]()
それにそうした聖地はビギナーからマニアまで幅広い層を満足させるだけのノウハウとストックを持っている事が多いのでファンかマニアなら周囲に何もなくても十分楽しめるのも確かです。![]()
その一方で鉄道模型の中断前にはなかった現象として「中古鉄道模型の市場の拡大(というか勃興)」があったのも大きな衝撃でした。
わたしの鉄道模型の趣味のターニングポイントのいくつかは、間違いなくこれらの中古ショップから得られています。
特にブック⚫️フ系の全国チェーンの普及は「まさかこんなところで鉄道模型を売っているとは!」感をさらに加速させました。わたし自身故郷に帰省するたびに驚かされるのがそれです。
何しろこの種の中古屋さんは「バイパス沿いのロードサイド」から始まって「郊外のショッピングモールの中」は言うに及ばず「ご近所のスーパーに隣接して建っている」なんてのも珍しくありません。![]()
ポポン⚫️ッタ辺りになると「駅ビルの中にあるのが当たり前」なんて状況になりつつありますし「晩飯を食べたついでに鉄道模型を買いました」なんて購買パターンすら現実の物となっています。![]()
それに加えて、いわゆる「電気屋系量販店」の普及もその傾向に拍車をかけているのは間違いないでしょう。
そんな訳で新品と中古モデルを同列に捉えるという前提でならば、昔に比べて田舎でも「鉄道模型を買う」という敷居はだいぶ低くなっていると思います(財布が許す範囲で、ですが)
極端な例だとそれこそ「駅前の露店でたたき売り」とか「高速道路のサービスエリアの売店で」なんて例もありましたから。鉄コレの登場後は「JRのKIOSKで」とか「私鉄駅の切符売り場の窓口で鉄道模型が買えました」なんて例も複数回経験しています。![]()
アキバや中野みたいに「テツドウモケイショップの梯子で一日つぶせる場所」も徐々に珍しくなくなりつつありますし。
してみると、この半世紀ほどの間に「テツドウモケイを買う場所」もそれなりに変化してきている事を実感します。